
履歴書
履歴書の書き方 完全ガイド
~見本・テンプレートダウンロード・送付状~
転職活動時に提出する履歴書の書き方の基本ルールや書類選考通過のポイントなどを、ベテランのキャリアアドバイザー(CA)が、記入欄別に徹底的に解説します。採用担当者が何をチェックし、何を重要と感じているかをあわせて紹介しているので、どうしてその書き方が有効なのかもしっかりと理解できます。さらに、ダウンロードしてすぐに使える履歴書のテンプレートや入学・卒業年月の自動計算機能、送付時の注意点などのノウハウも豊富に用意しました。ぜひ有効活用してください。
1.履歴書の各項目を書くときの基本ルールと見本(サンプル)
「日付・氏名・写真」「住所・連絡先」「学歴・職歴」「免許・資格」「志望動機」「趣味・特技」「本人希望記入欄」など、履歴書の主な項目の正しい書き方について解説します。履歴書は応募企業への最初のアプローチとなる大切な書類です。たった1枚ですが、この中でいかにあなたの魅力を伝えられるかが、次の選考に進む上で重要なポイントになるので、間違いや抜け漏れがないように、よく注意して作成しましょう。
▽正しい履歴書の記入例

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- 1.日付・氏名欄の書き方・写真の撮り方 >>
- 日付や氏名、写真は採用担当者が最初に目にする部分。ていねいに読みやすく書かれているか、印象の良い写真が貼られているかで、履歴書全体のイメージが大きく変わります。
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- 2.住所・連絡先欄の書き方 >>
- 住所や電話番号・メールアドレスは企業からの連絡を受けるために必要なものです。正確に記入することはもちろん、読み取りやすさを重視して記入しましょう。
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- 3.学歴・職歴欄の書き方 >>
- 学校名や企業名は省略せずに正式名称で、入学・卒業や入社・退職の年月は間違いのないように、正確な情報をしっかりと記入しましょう。
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- 4.免許・資格欄の書き方 >>
- どんな免許や資格を保有しているのかも、応募先企業への大切なアピール材料の1つです。仕事に関連のあるものは必ず記入し、スキルの高さを伝えましょう。
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- 5.志望動機欄の書き方 >>
- 志望動機では、応募先の企業で働きたいという熱意や真摯な姿勢を伝えます。なぜその企業でなくてはならないのかを、簡潔にポイントを絞って記入するといいでしょう。
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- 6.本人希望記入欄の書き方 >>
- あなたの希望を伝えるための項目ではありますが、伝え方には注意が必要です。「希望が通って当たり前」というニュアンスは避けなければいけません。
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- 7.履歴書によって異なる項目の書き方 >>
- 使用する履歴書によっては「趣味・特技」や「長所・短所・性格」「通勤時間」などを記入する欄があるものもあります。それぞれの正しい書き方も確認しておきましょう。
採用担当者の目
履歴書をチェックする時間はとても短い。読みやすさ・正しさが重要
企業の採用担当者が書類選考で履歴書をチェックする時間はとても短いものです。そこで重要になるのが「正式な書類」としての読みやすさと正確さ。書類を読む相手のことを考え、短時間で内容を理解できるように工夫されているか、提出する書類としての体裁が整っているかが試されていると考えてください。採用担当者に「読んでみよう」という気持ちを起こさせることが第一なのです。小さな字で文章を詰め込んでいたり、誤字脱字や記入漏れがあったりすると、それだけでマイナスの印象を与えてしまいます。
記載内容のうち、採用担当者が特に重要視するのは「学歴・職歴欄」と「写真」です。学歴・職歴欄から採用担当者は、どのようなレベルの教育を受けてきたのか、どのような規模・内容の仕事をしてきたのかを想像し、応募者の大まかなイメージをつかもうとします。また、写真は応募者のイメージをふくらませるものであるとともに、履歴書全体の印象を左右する役割を持っています。姿勢の正しい、清潔感のある写真を使って、ポジティブな印象を与えてください。
2.履歴書のテンプレート(フォーマット)ダウンロード
履歴書の正しい書き方とポイントが分かったら、さっそく書き始めてみましょう。手書き用とPC用、それぞれの履歴書テンプレート(フォーマット)が無料でダウンロードできます。
履歴書テンプレート(フォーマット)のダウンロード
dodaが用意している履歴書は、採用担当者が本当に知りたい項目だけに絞り込んだシンプルな履歴書です。必要な情報が採用担当者に瞬時に伝わり、誤字脱字のリスクも少なくなっているので、ぜひご利用ください。手書き用はPDF形式になっており、PC用はExcel形式とWord形式を用意しています。
履歴書テンプレートの使い方を見る【履歴書テンプレート~ダウンロードしてすぐに使える~】
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手書き用のテンプレート(フォーマット)
ダウンロードする(PDF形式) -
PC用のテンプレート(フォーマット)
ダウンロードする(Excel)
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PC用のテンプレート(フォーマット)
ダウンロードする(Word/経歴を強調) -
PC用のテンプレート(フォーマット)
ダウンロードする(Word/B4サイズ)
3.履歴書の学歴・職歴欄に記入する年月
履歴書の学歴・職歴欄には入学・卒業年月、入社・退職年月を記載する必要があります。しかし、いざ書こうとすると、自分が何年に入学・卒業したかがすぐには分からないという人も多いはずです。故意ではなくても、この数字を間違えてしまうと、あとで大きな問題になることがあります。そこでdodaでは、「入学・卒業年月の自動計算機能」と「入学・卒業年月早見表」を用意しました。ぜひご利用ください。
生年月日から入学・卒業年月をカンタン計算!
生年月日から入学・卒業年月をカンタン計算!
生年月日を選択して、「計算する」ボタンをクリックしてください
※「計算する」ボタンを押すと、別のタブで入学・卒業年月の計算結果が表示されます。
4.履歴書の書き方のポイントと心構え(書く前・書いたあと)
- 自分に合ったフォーマットを選ぶ
- 市販の履歴書には、記入項目や用紙のサイズなどに違いがあります。自分のプロフィールや経歴をアピールしやすいフォーマットを探してみましょう。
- 記入は黒のペンかボールペンが基本
- 履歴書の記入には、黒のペンかボールペンを使用します。インクがかすれたり、ダマになったりしにくいものを選びましょう。鉛筆やシャープペンシルの使用は禁物です。
- 書き間違えても修正ペンはNG
- 1カ所でも書き間違えたら、面倒がらずにいちから書き直しましょう。書き間違いを防ぐためには、先に下書きを作成して、それを見ながら書くのがオススメです。
- 読みやすく、ていねいな字を心がけて
- 一字一字ていねいに書かれた履歴書はそれだけで好印象を与えます。字に自信がないという人でも、時間をかけてしっかりと楷書体で書くことで、読みやすくなります。
- すべてに記入し、空欄はつくらない
- 履歴書はすべての項目を埋めるようにしましょう。資格や賞罰などの欄で特に書くべきことがない場合は、「なし」または「特になし」と記入します。
- 封筒に入れる前に必ず見直しを
- 日付を記入していなかったり、誤字脱字がそのままになっていたりと、思った以上に「うっかりミス」は多いもの。最後にもう一度、必ず見直すようにしましょう。
- 郵送前には必ずコピーを
- あなたが企業に送った履歴書の内容は、面接での質問の材料にもなります。特に手書きの履歴書の場合は、郵送前に必ずコピーをとり、自分が書いた内容を残しておきましょう。
- 古い日付の履歴書を使い回さない
- 企業から返却された履歴書を、そのまま他社の応募に使い回すのは避けましょう。日付が古い履歴書は印象が良くありません。面倒でもいちから作り直しましょう。
- 企業によってはPC作成やメール応募も可
- 最近は、ExcelやWordなどで作られたフォーマットにPCで入力し、メール添付で応募するスタイルも増えています。応募先の企業の指定に従いましょう。
5.履歴書写真の上手な撮り方
履歴書に貼る写真は、履歴書全体のイメージを左右する重要なポイントです。服装や表情、姿勢などの工夫ひとつで、健康的で清潔感のある印象を相手に与えることができます。あなたらしさを表現できる1枚で、転職活動に臨みましょう。
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- プロが教える!失敗しない履歴書写真の撮り方
- 服装や姿勢、髪形といった写真撮影のポイント・ルールを、転職と撮影のプロフェッショナルが徹底的に解説。さらに、写真館やスピード写真、自撮りなどといった撮影方法別のメリット・デメリットも紹介しています。好印象を与える履歴書写真の撮り方はこのページでチェック。
6.自己PR・志望動機の書き方・まとめ方
自分の強みや、入社後、いかに自分が貢献できるかを応募先企業に伝える「自己PR」。なぜその会社に入りたいのか、なぜその仕事をしたいのかを伝える「志望動機」。どちらもあなたの熱意を企業に伝える上で欠かせない項目です。採用担当者にひと目で伝わる自己PR・志望動機の書き方・まとめ方を教えます。
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- 自己PRの書き方・まとめ方【例文付き】
- 自己PRを書く目的や、書き方・まとめ方のポイントなどを、例文(サンプル)をまじえてご紹介します。あなたの魅力をあますところなく企業に伝えるためのヒントが見つかります。
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- 志望動機の書き方・まとめ方【例文付き】
- 志望動機を書く目的や、書き方・まとめ方のポイントなどを、例文(サンプル)をまじえてご紹介します。あなたの意欲を上手に企業に伝えるコツを学びましょう。
7.履歴書を提出・送付するときのマナー
せっかくていねいに作成した履歴書も、提出方法に不備があっては台無しです。郵送する場合、メールで送る場合、持参して手渡しする場合に分けて、正しい提出・送付の方法とマナーを徹底的に解説します。応募の前にポイントをチェックしましょう。
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- 履歴書など応募書類の提出・送付マナー(郵送/メール/手渡しの場合)
- 提出の仕方を間違ってしまったために応募書類を見てもらえない、なんてことになってはそれまでの苦労が水の泡。送付状や封筒の作成方法、メールの送り方、手渡しする際のマナーなど、注意すべき点をまとめて確認しておきましょう。
8.履歴書の書き方についてのQ&A
履歴書の学歴・職歴欄を記入する際に、よくある疑問・質問をQ&A形式でまとめました。「これはどう書けばいいんだっけ?」「こんなときは?」と思ったときはすぐにチェックしてみてください。きっとあなたの疑問が解決されるはずです。
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- 転職Q&A(履歴書・職務経歴書)
- 履歴書や職務経歴書の書き方や、写真のサイズなど、履歴書・職務経歴書にまつわるちょっとした疑問や悩みに、転職のプロが答えます。
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- 発覚したらどうなる? うっかり経歴詐称に注意!応募書類で気をつけること
- 履歴書や職務経歴書を作成する際、経歴詐称に当たるミスには注意が必要です。どのタイミングで発覚するのか、実際に発覚したらどうなるのか、詳しく解説していきます。
この記事を監修したキャリアアドバイザー

岩瀬 翔
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
コンサルティングファームの業務系コンサルタントを経て、現職に入社。dodaのキャリアアドバイザー、新規事業の部門で企業の採用支援も経験し、10年以上転職支援に携わっています。現在は管理職として、幅広い業界・職種の方の転職をサポートしています。
【メッセージ】
企業担当や自社採用の面接官も経験していますので、採用する側の本音を踏まえて、「転職者がどうしたらいいのか分かる」情報を提供します。
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